沈壽官窯 || Chin Jukan

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沈壽官窯とモノづくり

小正醸造株式会社 社章薩摩ボタン

高度な技術を必要とする木製の蒸留器は職人の手づくり

焼酎に『伝統』と『革新』を。

「伝統の味を受け継ぐのは蔵元としての使命です。うまい焼酎をつくるためには、伝統の技 術だけではなく、新鮮でおいしい原料を確保しなければなりません。だから農家さんとのコミュニケーションはとても大切にしています」。小正醸造は、地元である日吉町や吹上町、金峰 町、頴娃町などの生産農家から芋を仕入れています。小正さんは、そうした農家さんたちとし ばしば『呑ん方(お酒の席)』を開き、互いに今後のあり方などを語り合うのだそう。

一方で「県内だけでも120ほどある蔵元の中でお客様に選んでいただける焼酎を提供するためには 、新しいチ ャレンジも必要 」と話す小正さん 。こうした思いから、小正醸造は2011年 に世界初のノンアルコール焼酎『小鶴ZERO』を発売し、世間を驚かせました。発売から2年以 上が経った今も『小鶴ZERO』は、年配のお客様を中心に人気を博していますが、なんと海外で も好評なのだとか。

小正醸造が海外への輸出を始めたのは40年前。ドイツで『メローコヅル』をライスブランデーとして販売したのが最初でした。現在の輸出先は約20ヶ国ほどと販路を広げています。 「輸出を続ける中で、意外な商品がウケることもあって、いつも驚かされますね。とはいえ、現段階ではやはり海外在住の日本人がメインターゲットになっているという現実があります。 焼酎文化の素晴らしさを世界に伝えることを考えれば、『外国人に手にとってもらえる商品を つくる』というのも私たちの課題です」。

芋は新鮮な内に手作業で加工する。ショップでは商品の購入も可能

小正さんのお話は、社章に描かれたロゴマークと重なるものがありました。青空高く羽ばた いていく鶴――それはのどかな日吉の町から世界中に輸出されていく焼酎そのもの。でも、鶴 は毎年、決まった場所に帰ってきます。世界に羽ばたいていっても、小正醸造がいつも見つめ ているのはいつも地元。ローカルへの感謝の心を忘れず、真摯に焼酎づくりに取り組む姿勢 が、多くの人に愛される理由なのでしょう。

小正醸造株式会社
〒899-3101 鹿児島県日置市日吉町日置3309
TEL(099)292-3535
http://www.komasa.co.jp/

写真左:世界初のノンアルコール焼酎『小鶴ZERO』
写真右:<極上 蔵の師魂>は今回撮影された日置蒸溜蔵にある
手造り蔵『師魂蔵』にてつくられています。

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