- 球状の粘土を「ビッツツイ」と呼ばれる太い板で叩いて、まず丸く平らな底部を作ります。
- 底部の周囲を切り取り決められたサイズの円にします。
- 紐状にした長細い粘土を一列ずつ練り付けながら積んでいきます。
- 3段ないし4段程粘土を積み上げると、足でロクロをゆっくりと右回転させながら、内側に「トケ」という丸い板を宛て、外側から「シュレ」と呼ばれる薄い板で叩き締めます。これは、器壁を薄くするとともに、粘土と粘土を強く密着させるためです。
- 次に「内フッテ」と呼ばれる小さな丸い板を縦に宛て、外側から「外フッテ」と呼ばれる板で器壁を強く挟みながら、足でロクロを早く左回転させながら器胎を整えていきます。
- これを繰り返しながら大甕の姿が現れてきます。
- 最後の口作り。甕を載せたロクロを足で左回転させながら、濡れた布で縁をしっかりと挟み込み口辺部を形作っていきます。
タタキ成形に用いられる工具各種。