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焼成

沈壽官窯 焼成
  • 焼物はその名の通り焼いてはじめて完成します。焚き口に薪を投げ込み少しずつ火力を高めていきます。この場合重要なことは焚き口の両脇の壁際に均一に薪を投入することが大切です。窯を焼くことが陶器を焼くことなのです。
  • 炎が第1室に回り始めると、さらに薪を加えていきます。
  • 二昼夜に渡る炎の中で、粘土と釉薬は一体となり「焼物」へと姿を変えていきます。
  • 登り窯はガスや電気の窯と異なり、自然の燃焼で行われます。更に窯のサイズが大きいために全体の傾向を揃えることが大変困難です。この窯を熟知した人間のみが無言で真剣に向き合わねば、満足する結果は生まれません。
  • 三日間の窯詰め、三日間の焼成、三日間の冷却を終えて窯出しが行われます。

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