- 上絵付けに用いられるさまざまな色合いの絵の具と、絵付けを待つ「白薩摩」。
- まずは金彩の絵付けから始まります。ごく細い筆に金泥をのせ、透明な釉薬の上に金彩を描いていきます。細く伸びやかな筆遣いが重要です。
- 沈家の薩摩焼は金彩の下に他の絵の具を用いることはありません。純粋に金のみで骨描きを行うため、歳月を経ても金色が衰えることはありません。
- 色込めは金線に触れぬよう慎重に行われます。何種類もの絵の具を用い、更に濃淡を付けていくことで、華やかな錦手が生まれます。
- 絵付けが終わった作品が「錦手窯」と呼ばれる窯で焼成され焼付けられます。